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- .\" Hey, Emacs! This is an -*- nroff -*- source file.
- .\" Author: Raul Miller
- .\" original revision: 1.6
- .\" Includes text from the debian Guidelines by Ian Jackson, Ian Murdock
- .TH DEB-CONTROL 5 "January 2000" "Debian Project" "Debian GNU/Linux"
- .SH NAME
- deb\-control \- Debian GNU/Linux パッケージのマスターコントロールファイルフォーマット
- .SH SYNOPSIS
- control
- .SH DESCRIPTION
- 各 Debian パッケージはマスターとなる `control'ファイルをもっている。
- この `control'ファイルはいくつかのフィールドを含んでいる。それぞれの
- フィールドは
- .B Package
- や
- .B Version
- (大文字小文字は区別しない)
- のようなタグで始まり、コロン、フィールドの本体という順序で記述されて
- いる。フィールドはフィールドタグによってのみ区切られている。
- 別の言い方をすれば、フィールドテキストは複数行にまたがってもかまわない。
- しかしインストールに使うツールはそれらのフィールドの本体を処理する
- 時に一行にまとめてしまう。(ただし、以下で説明する
- .B Description
- フィールドは例外である)
- .SH 必須フィールド
- .TP
- .BR "Package: " "<パッケージ名>"
- このフィールドの値によってパッケージ名が決まる。またインストールに
- 使うツールがファイル名を生成するのにも使われる。
- .TP
- .BR "Version: " "<バージョン文字列>"
- 普通は、これはパッケージのプログラムの作者が利用しているパッケージの
- バージョン番号である。(Debian独自のパッケージでない場合は)Debianリビジョン番号
- が追加される。もし、バージョンとリビジョン両方を使う場合にはそれらは
- ハイフン `-'により区切られている。このために、オリジナルのバージョンには
- そのバージョン番号にハイフンを使うことができない。
- .TP
- .BR "Maintainer: " "<名前 email>"
- `Joe Bloggs <jbloggs@foo.com>'でなければいけない。普通、
- パッケージにされたソフトウェアの作者ではなく、パッケージを作成した
- 人間の名前およびe-mailアドレスを使う。
- .TP
- .BR "Description: " "<短かい説明>"
- .BR " " "<長い説明>"
- .br
- 最初の行("Description"フィールドタグの後)は、パッケージの説明のための
- 簡単な説明である。以下に続く行はより長い詳細な説明に使うことができる。
- 長い説明の各行は空白文字ではじまる。行頭のスペースに続いて一つの'.'
- だけの行は空行を意味する。
- .SH オプションのフィールド
- .TP
- .BR "Section: " "<セクション>"
- パッケージによりインストールされるソフトウェアがどのカテゴリーに属するかを
- 示すフィールドである。一般的なセクションは `utils'や `net'、`mail'、`text',
- `x11'などがある。
- .TP
- .BR "Priority: " "<優先度>"
- システム全体からみてこのパッケージの重要度を示す。一般的に使われる
- 優先度としては `required'、`standard'、`optional'、`extra'などがある。
- .LP
- Debianの中では
- .B Section
- と
- .B Priority
- フィールドで、使える値はポリシーマニュアルで決められている。
- これらはアーカイブでどのようにパッケージが配置されるかを決定するのに
- 使われている。これらのリストは最新の
- .B debian-policy
- パッケージの中に含まれている。
- .TP
- .BR "Essential: " "<yes|no>"
- このフィールドは普通は `yes'の時にだけ使う。これはパッケージが
- システムを適切に運用するために必要とされるパッケージを示す。
- dpkgや他のインストールに使うツールは(強制オプションを与えない限り)
- .B Essential
- パッケージを削除することを許さない。
- .TP
- .BR "Architecture: " "<arch|all>"
- Architectureはこのパッケージがどのタイプのハードウェアむけにコンパイルされた
- ものかどうかを示す。一般的なarchitectureとしては `i386', `m68k', `sparc',
- `alpha', `powerpc'などがある。
- .B all
- オプションはパッケージがarchitectureに依存しないことを意味する。
- 例えば、シェルスクリプトやPerlスクリプト、文書などが architecture が all
- となる。
- .TP
- .BR "Source: " "<ソース名>"
- このバイナリパッケージを作るために使われたソースパッケージの名前である。
- バイナリパッケージの名前とソースパッケージの名前が違う時に使われる。
- .TP
- .BR "Depends: " "<パッケージリスト>"
- このパッケージがその機能を提供するために必要としているパッケージの
- リスト。パッケージ管理ソフトウェアは、もしこの
- .B Depends
- フィールドにあげられているパッケージがインストールされていなければ
- (強制オプションがあたえられない限り)このパッケージをインストール
- しようとしない。また
- .B Depends:
- フィールドにあげられているパッケージのpostinstスクリプトを、それらに
- 依存しているパッケージがprermスクリプトを実行しようとする前に
- 実行しようとする。
- .TP
- .BR "Pre-Depends: " "<パッケージリスト>"
- パッケージがインストールされて
- .B かつ
- そのパッケージがインストールできる前に設定がおわっていないといけない
- パッケージのリスト。これは通常このパッケージが他のパッケージを
- preinstで利用する場合に使われる。
- .TP
- .BR "Recommends: " "<パッケージリスト>"
- 余程のことがなければこのパッケージとともにインストールされるべきパッケージ
- のリスト。ユーザがこの
- .B Recommends
- フィールドにあげられているパッケージなしにパッケージをインストールしよう
- とするとパッケージ管理ソフトウェアが警告することがある。
- .TP
- .BR "Suggests: " "<パッケージリスト>"
- このパッケージに関連していて、より便利にするパッケージだけれども
- なくてもかまわないパッケージのリスト。
- .LP
- .B Depends ,
- .B Pre-Depends ,
- .B Recommends ,
- .B Suggests
- フィールドは、代替パッケージのグループのリストで表現する。
- 各グループではパッケージを縦棒 (もしくは`パイプ')記号 `|'で区切りる。
- グループはコンマで区切る。コンマは `AND'と解釈し、パイプは `OR'と
- 解釈することができる。パイプ(OR)の方が演算の優先度が高くなっている。
- それぞれの要素はパッケージ名と、場合によっては括弧の中にバージョン依存の
- 情報で表される。
- .LP
- バージョン番号は '>>'ではじまる場合は、(ハイフンで区切られた)Debian
- パッケージリビジョンを指定/もしくは省略したバージョンよりも新しい
- バージョンであることを表す。使えるバージョン関係としては
- ">>"がより新しい、"<<"がより古い、">="が同じか新しい、"<="が同じか古い、
- "="が同じ がある。
- .TP
- .BR "Conflicts: " "<パッケージリスト>"
- このパッケージと衝突するパッケージのリスト。例えば同じファイル名を
- もっている場合など。パッケージ管理ソフトウェアは衝突しているパッケージ
- 同士を同時にインストールできないようにしている。二つの衝突している
- パッケージがそれぞれがお互いを
- .B Conflicts
- に書いておくべきである。
- .TP
- .BR "Replaces: " "<パッケージリスト>"
- このパッケージが置き換えるファイルを含むパッケージのリスト。
- このパッケージが他のパッケージのファイルを上書きするのを許すために
- 使われる。また衝突しているパッケージと同じファイルを含んでいる場合
- .B Conflicts
- フィールドと共に使うことで他のパッケージを強制的に削除することを
- 指示するために使われる。
- .TP
- .BR "Provides: " "<パッケージリスト>"
- このパッケージが提供する仮想パッケージのリスト。通常はこれは
- いくつかのパッケージが同じサービスを提供している場合に使われる。
- 例えば、sendmailとeximは共にメールサーバとしての機能を提供しているので、
- これらは共通のパッケージ(`mail-transport-agent')を提供し、他のパッケージは
- この`mail-transport-agent'に依存するようにしておく。こうすることで、
- sendmailもeximも依存関係を満たすようにすることができる。
- これによりメールサーバに依存するパッケージが、メールサーバとなるパッケージ
- 全てのパッケージ名を知る必要もなく、また `|'を使って列挙する必要も
- なくなる。
- .LP
- .B Conflicts ,
- .B Replaces ,
- .B Provides
- はパッケージ名をコンマで区切って表記する(空白はあってもかまわない)。
- .B Conflicts
- フィールドの中では、コンマは `OR'と解釈できる。
- .B Conflicts
- と
- .B Replaces
- フィールドでは、上記のフィールドと同じ表記でバージョンも指定することが
- できる。
- .SH 例
- .\" .RS
- .nf
- Package: grep
- Essential: yes
- Priority: required
- Section: base
- Maintainer: Wichert Akkerman <wakkerma@debian.org>
- Architecture: sparc
- Version: 2.4-1
- Pre-Depends: libc6 (>= 2.0.105)
- Provides: rgrep
- Conflicts: rgrep
- Description: GNU grep, egrep and fgrep.
- The GNU family of grep utilities may be the "fastest grep in the west".
- GNU grep is based on a fast lazy-state deterministic matcher (about
- twice as fast as stock Unix egrep) hybridized with a Boyer-Moore-Gosper
- search for a fixed string that eliminates impossible text from being
- considered by the full regexp matcher without necessarily having to
- look at every character. The result is typically many times faster
- than Unix grep or egrep. (Regular expressions containing backreferencing
- will run more slowly, however.)
- .fi
- .\" .RE
- .SH 関連項目
- .BR deb (5),
- .BR dpkg (8),
- .BR dpkg-deb (1).
- .SH 翻訳者
- 鵜飼文敏 <ukai@debian.or.jp>
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